
室町時代の著書「花伝書(風姿花伝)」です。
申楽(現在の能)の観阿弥の口伝を息子の世阿弥が編集したものです。
単なる能の芸術論かと思いきや、これは役者はもとより絵、音楽、写真などに携わる方たちにも参考になるでしょう。
子役の育成方法から、一時期有名になった若い人の中で、なぜいわゆる一発屋で終わるケースがあるのかなど、Q&Aコーナーまであります。
読んでいて
「観阿弥・世阿弥が、もしマイケル・ジャクソンのステージを観たら、何て言うかなあ〜」
「もし彼ら三人のコラボのステージを織田信長みたいな人が観たら、何て言うかなあ〜」
などと考えながら、面白くって読んでいます。
なぜ、こういう本を読んでいるかといえば
最近ビジネス書などで、しきりに古典を読もうなどと言っては必ず引き合いに出るのが論語。
確かに論語も良いでしょうけど、言われるままに読むのは癪なので(特にS○Iの社長さんの言いなりみたいで嫌なので)
論語よりも菜根譚
日本の古典なら、源氏物語や枕草子というのはみんなと同じで嫌なので
この本にしました。
3年ほど前、長野県小布施町のオブセッションというイベントに参加した事があります。
この女性に興味があったので。
毎月ぞろ目の日に行われるイベントで、ゲストの講演&懇親パーティーがあります。
パーティーの席上で、彼女に質問しました。
「これから日本人に必要なものは、何だと思われますか?」
彼女の答えは
「日本の事をもっと学ぶべきです。」
頭に水をぶっかけられた気がしました。
この事を思い出して、源氏物語以外にいい古典無いかなあ〜と探していました。
この本と菜根譚は、行き詰ってる方におすすめです。