「美の巨人たち」で、「パフォスのビーナス」という絵が取り上げられてました。
よく見ると、一見デッサンが狂ってるような感じが・・・
というのは、右斜め前のアングルで、背中が見えてなおかつ胸も見える。
ありえない。
作者のドミニク・アングルは、なぜこんな風に描いたのか?
当時、写真が出回るようになり、仕事を失う画家が相次いでいたという状況が影響しているようです。
写真にはできない表現のひとつといえるでしょう。
実際、この絵を見た若手の画家が、数年後に「アビニョンの娘たち」という傑作を描きます。
その画家とは・・・ピカソ。
今はカメラもデジタル全盛。
僕自身カメラ好きなので、カメラ雑誌をよく見ます。
どの雑誌にも大体読者による写真投稿コーナーなどがあります。
その中には、デジタルアート的なコーナーも。
昔のカメラで撮った写真でも、PCで加工してかなり色んな表現が工夫次第で誰にでもできる。
何だか、ドミニク・アングルの気持ちがわかる気がします。
とりわけCGイラストにとっては脅威でしょうな。